どうも、あきらめない!がモットーのsolabotです。
スマホで最近大人気の、レシートをスキャンして内容を読み込んでくれる「家計簿アプリ」がありますが、数年前に比べて読み取りの精度がだいぶ上がっています。
しかし、それでも読み取りが遅かったり、しっかりと明細が出なかったり、商品名やカテゴリが間違っていたりと、スキャンがうまくいかないこともあります。
私も利用していますが、使っているとそれが当たり前かな?とか普通なのかも、と思い込んだままずっと使っていました。
しかし、ちょっとしたことでスキャン自体や内容の読み取り精度が格段に上がったのでご紹介していきます。
レシート読み取り精度が低い
家計簿アプリレシートスキャンの質
「スキャン型レシート読み取り家計簿アプリ」は近年とても質が向上しています。
一昔前はそんな機能がついていてもちゃんと読み取れないから結局手入力するということがよくありました。
現在も昔と変わらないでしょ?と思ってあまり利用していない方が多いようですが、技術の進歩は急速に進んでいますので、相変わらずレシートを手入力されている方は、ぜひすぐにでもアプリを利用してみてほしいです。
今回の内容は、その家計簿アプリの読み取りが悪いときに試してほしいことをご紹介します。
私自身も少し前までは、カメラ起動からシャッターボタンを押して、実際にレシート内容がスマホ画面に表示されるまで、10秒ほどかかっていたのが普通ですが、少しの方法で、3~5秒ほどで読み取りが終わるほど精度が上がります。
家計簿アプリの種類
レシートの読み取りができるスマホアプリは現在、無料のものから有料のものまで様々なものが存在していますが、今回この記事でご紹介している内容は、どんなアプリの場合でも適用できる内容です。
ちなみに私が愛用している家計簿アプリは「zaim」というアプリです。
「日本最大級の家計簿アプリ」というだけあって、銀行やクレジットカードの入出金が自動取得できるのも大手ならではといえます。安心して利用できるアプリです。
検証用スマホ一覧
今回検証に使用したスマホを記載します。
- Sony Xperia X Performance
- iPhone XS
- Google Pixel 3
Sony Xperia X Performance
2016年6月発売
OS | Android™ 8.0.0 | |
---|---|---|
CPU | 2.2GHz/1.6GHzクアッドコア | |
メモリ | 内蔵(ROM/RAM) | 32GB/3GB |
外部 | microSD/microSDHC/microSDXC(最大200GB) | |
ディスプレイ*1 | 約5.0インチ トリルミナスディスプレイ for mobile/フルHD:1920×1080 | |
カメラ | メインカメラ | 有効画素数約2300万画素 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS for mobile |
iPhone XS
2018年9月21日発売
OS | iOS 12.4 | |
---|---|---|
CPU | 6コア (2×2.5GHz Vortex +4× 1.5Ghz Tempest) |
|
メモリ | 内蔵 | 64GB |
RAM | 4 GB LPDDR4X | |
ディスプレイ*1 | 5.8インチ, 2436×1125 | |
カメラ | メインカメラ | 広角: 26mm, F1.8, 1/2.55インチセンサー, 1.4µm 望遠: 52mm, F2.4, 1/3.4インチセンサー, 1.0µm 共通: 12メガピクセル, 裏面照射型センサー, 光学式手振れ補正, Focus Pixel (位相差AF), 4Kビデオ, ポートレートモード |
Google Pixel 3
2018年11月1日発売
OS | Android 9 Pie |
---|---|
CPU | Qualcomm® SnapdragonTM 845 2.5 GHz + 1.6 GHz 64ビット オクタコア |
内部メモリ RAM | 4 GB LPDDR4x |
内部メモリ ROM | 64 GB |
ディスプレイ | 5.5 インチ フレキシブル OLED FHD+(2,160 x 1,080) |
アウトカメラ | 1220万画素 1.4 μm オートフォーカス、デュアル ピクセル位相差検出 光学式および電子式手ぶれ補正機能 スペクトル センサーおよびフリッカー センサー 絞り値 F/1.8※1 視野 DFoV: 76° |
レシートスキャン精度を上げる方法
- カメラのレンズをきれいに拭く
- スマホ内部の最適化
- 機種変更
1.カメラのレンズをきれいに拭く
「なんだそんなことか」と思いがちですが、これがびっくり、これだけで格段に読み取り精度が上がります。
スマホのカメラレンズは、例えば高額で本格的なデジタルカメラなどとは違い、フタをするようなこともありませんよね。
なので、基本むき出しになっているわけですから、気づかないうちにいつの間にかレンズが汚れてしまっています。
そこで、きれいな布や専用のスマホ画面拭きなどを利用してカメラレンズを拭いてみましょう。
参考動画
レンズ汚れあり
スマホのカメラレンズに「汚れがある場合」の参考動画です。
全体的に画像がぼやけています。しかし、長い間使っていると徐々に当たり前感が出てきて、それが普通と思っていました。
レンズ汚れなし
スマホのカメラレンズに「汚れがない場合」の参考動画です。
スマホのカメラレンズをきれいにふき取り、改めて撮影するとこのようになりました。
もちろん汚れ具合にもよりますが、たったこれだけで結構レシートのスキャン自体も早くなり、読み取り内容も精度が上がりました。
スキャンのコツ
レシートの読み取りをスマホのカメラから行う場合、レンズの汚れだけでなく、「撮り方」にもポイントがあります。
必ずライトをつける
部屋が暗い場合などに限らずに基本的にフラッシュライトを点灯させたまま撮影しましょう。
ライトを点けていないときよりも読み取り精度が上がります。
少し遠いところからカメラをかざす
カメラが起動したら遠目からピントを合わせて近づけていきましょう。
近くからやってもピントはあいますが、読み取り精度も上がり、作業時間効率も上がります。
レシート発生のたびにスキャンしていればあまり煩わしさを感じませんが、生きているとそうもいかないことがありますよね。
溜まったレシートをスキャンしていくのは結構なストレスになることも。
ちょっとしたことですが、少しでも時間短縮できるようにしておくと良いです。
スマホ内部の最適化
レシートのスキャンは単にスマホのカメラで撮影しているだけでなく、スマホの内部では様々な処理が行われています。
そのため、レシートの読み取り精度はスマホの状態にもかかわってくることになります。
具体的なスマホの最適化については別記事にてご説明しますが、一番手っ取り早い最適化は「スマホの再起動」です。家計簿アプリに限らず、スマホが遅い、固まるなどの事例が発生した場合は試してみるといいでしょう。(別記事準備中)
機種変更
近年スマホカメラの精度は日々向上しています。
SNS時代の到来に合わせて、ユーザーのニーズは「よりきれいな写真や動画を撮ること」にスポットが当たっています。
そこまで「機種別にカメラの性能が大幅に違う」ということもありませんが、2年前に買ったスマホと現在発売しているスマホのカメラはさすがに大きな違いがあります。
ためしに以下の2機種でもレシートをスキャンしてみました。
iPhone XS
参考動画
通常利用しているスマホが2016年製の「Sony Xperia X Performance」だったため、2018年製の「iPhone xs」でレシートを読み取ることは考えてもいませんでしたが、今回この記事を作成するに当たって、レシートスキャンしてみるとびっくりでした。
その読み取り速度たるや、今まで何で使わなかったんだろうというレベル。
Google Pixel 3
参考動画
これまた、びっくりしたのがこの機種。通常利用していた2016年製の「Sony Xperia X Performance」から機種変更した2018年製「Google Pixel 3」でレシートスキャンすると、とんでもない処理速度でした。
正直レシートスキャンが楽しくなるほどです。
レシート読み取り比較
対象機種
- Sony Xperia X Performance
- Google Pixel 3
- iPhone XS
レンズ汚れがある場合とない場合(同機種)
参考動画
スマホのカメラレンズに汚れがある左側のスマホだと、ピントを合わせることにも時間がかかり、さらに読み取った明細に間違いが発生することが多いです。
そのため、撮り直しを余儀なくされる場合があります。
また、多少の誤差も多く、たくさんレシートを撮影していると、再撮影が面倒になって「税抜きで撮影されたぐらいはいいか」など、妥協してしまうことも懸念されます。
少しの差ですが、ちりつもで家計簿に大きく影響してしまうこともあるので、レシート読み取り精度が高いことはとても価値の高いことだと思います。
レンズ汚れ有無の旧機種と新機種
参考動画
今回は、すべての動画で、同じレシート5枚分を撮影するのにどれくらい時間がかかるかで検証していますが、何年もレシートスキャンをしている私なので、成功や失敗がすぐ確認できますが、慣れていないと確認にも時間をとられるのでさらにタイムは遅くなると思います。
大切な時間を無駄に浪費することなく家計簿をつけるにはなるべくスマホの状態を最適にすることが大切です。
まとめ
現在使用しているスマホで、「レシートの読み取りが遅い」と感じたり、「明細などの読み取り精度が低い」と感じたら、まずは手軽なところで、スマホのカメラレンズをきれいに拭きとってみましょう。
さらに、レシートスキャンはカメラの撮影だけでなく、内部で様々な処理が行われているので、スマホ内部の最適化を行うことも忘れずに。
機種変更については、もちろん家計簿アプリだけのために機種変更する人はいないと思いますが、大手キャリアがプランの見直しなども行い、比較的手ごろな価格で機種変更できる時代ですので、機種変更を考え出したら、レシートスキャンの精度が上がることも検討材料に入れていいと思います。
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